3月の最終週は、年度末ということと3月決算の株主優待権利確定日が到来する ということで、見通しとしては、株価も上昇傾向になるのでは?
と1週間のはじめ思っていました。
しかも、3月のこの激動の相場ですから、週をまたいでポジションを持つのはちょっと怖いかなーということで、最終週の前週末はノーポジションで終了できたんですよね。
3月23日のマーケットが閉まり、売り建てがロスしている段階。
買建銘柄はプラスで終えたので、翌朝にもれなく逆指値をしたのに、なんと売建銘柄は逆指値を入れずに何をしたかというと・・・
逆ナンピン的なエントリーをしてしまった・・・という致命的なミス。
損切しないとどうなるのか?
この間、買建の巣ごもり消費関連の銘柄は逆指値に引っかかったために、そのままクロージング。
もちろん、その分は利益でました。
で、売建をもう一銘柄エントリーしてその結果が3月27日のマーケット終了後。
もうね、これは大変なことです・・・
一時期はトータルでマイナス40万円ほどに到達し、今までコツコツと積み上げてきた利益がぶっ飛ぶこの様相は真っ青になるような1週間でした。
そもそも、3月24日のマーケットが開くときに逆指値を入れていなかったばかりに損が大きく膨らみ、しかもこの3月最終週のマーケットの動きを全く俯瞰できていなかった自分にも責任があるわけで・・・
非常に痛い経験をしています。
だから、損失を最小限に食い止めることがどれだけ大切なことか!というのを身を持って体感している最中です。
損切ってホント心が痛みますが、損失をいかに小さくしていって継続的に取引をしていくかって大切なことなんですよね。
もちろん、利益を最大化するのも大切だけど、損を許容する姿勢とそれをきちんと割り切って感情に流されたらだめ!って・・・
損を許容するというか、ロスを最小限に抑える努力の結果が損切になってしまった
ということでしょうか。
時間を戻すことができれば、3月24日の朝に戻れれば損はもっと小さかったのに・・・と悔いてしまいますがこれも勉強。
で、ここから私はどうするか?と考えましたが、結局大きくなった損切は実施していません。
中期的に株価は下落傾向にシフトすると予測
ここまでくると大きい金額になる損切をなぜしなかったのか?
という結論に至った点について、私なりに導いた理由がいくつかあります。
1つ目は「3月の最終週」という特異な週であるからという点。
3月最終週は株主優待の権利確定日がやってくる週であり、ということは、優待目当てでエントリーしてくる人も多いことから比較的株価も上昇に転じる傾向にあるので、この傾向が翌週以降も続くのはちょっと懐疑的に思えました。
要は、最終週に売建でエントリーしてしまったために、株価自体が上記の理由により上昇したために損失が膨らんだ ということでしょうか。
→要は売り建てのエントリーしたタイミングが早すぎた!ということかな と。
2つ目は、オリンピックの開催検討が流動的だったという点
この売建銘柄をエントリーした時には、オリンピックは開催する方向でした。
しかしながら、世界中からオリンピック延期論が噴出した時期でもありましたし、この段階では4週間のうちにオリンピックの開催についてIOCから結論を聞ける という流れでした。
ところが急転直下で、オリンピックの1年延期が決定されたんですね。
開催国である日本にとっては、オリンピックが延期により追加で費用負担が発生するのは必至でしょうからそういった意味では経済的にもマイナス要素が追加された という風に考えたからです。
しかしながら、ふたを開けてみたら・・・
オリンピック延期によって、マーケットはズドーンと株価が下落するかと思いきや・・・むしろ上昇していきました。(もちろん3月最終週の特異週というのもあるでしょうけど)
オリンピック延期を好感したともとれる(もしくは織り込み済)相場でしたね。
もちろん、私個人としてはオリンピックが最悪の中止でなく延期ということで楽しみが伸びたのはうれしいんですけど・・・
でも、長い目で見たら財政的に日本にとっては負担も大きくなることから、オリンピックの延期は株価にとってはマイナス要素になるだろうという風に考えました。
3つ目は新型コロナ肺炎がいまだに終息の見込みがたたないという点
数週間前の欧米を見ると、これは明らかだと思います。
すでに複数の国でロックダウンをし、人の往来がぱったりと途絶えてしまっている今の全世界です。
この記事を書いている最中でも、アメリカが最悪で24万人の方が他界する恐れがあるという発表をしているほど驚異の新型コロナウィルスです。
もちろん、今すぐにこれを対抗できるアイテムができるわけでもなく(それなりに時間を要するでしょう)、医療現場も必死に阻止すべく戦っている現状です。
日本においても、オリンピック延期を機に感染者数の報告がどんどん増えてきていて、油断を許さない状況ですから、これは世界的にもまだまだ不安定な様子であることは変わりはありません。
特に、4月の第一週から様々な経済指標が発表されますから、コロナウィルスによる影響をもろに受けてきた数値がどんどん表面化して、世界的にも厳しい経済状態が続くと想定できます。
すでにアメリカの失業率もリーマンショック越えという数字も出てきているようですから、まったくこの先の見通しはわからない状況です。
今の環境では、株価回復の見込める要素が見通せない
今なお、全世界的にも新型コロナと戦っている最中でもありますし、むしろこれから様々な産業や業態で事業の継続が困難になってくるところも増えてくるのでは?と思います。
そういった意味でも、売りエントリーしている6か月という期間では、株価が上昇するよりも下落する方向が強いのでは?という風な仮説を立てたので、今はまだ損切せずにポジションを持っているところです。
最悪6か月のうちには、収益化できると思っています。
3月27日時点の日経平均の日足です。
これを見ると3月19日~23日が一番底だったんだなーと見れるということでしょうか。
なので、まだ不透明感がある最近では、もしかして二番底もあるのでは?と推察されます。
今後の日本の新型肺炎の感染者数なども注力してみていかないといけないでしょうね。
・・・しかし、ホント株式投資って難しいです。
日々勉強です。
しばらくはエントリーせずに、マーケットを眺めておく時間が主体になりそうです・・・
マーケットに参加せず静観する という選択肢も株式投資では必要な行動かと思います。
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